区議ってどんな人?アンケートや動画を掲載/「みらくるネット」と「ぶんきょうポリティクス」

礫川公園ポスター掲示板

文京区議会議員って、どんな人なんだろう?情報がなくて、投票でも迷ってしまう――そんな思いを持つ区民が、インターネットサイトを立ち上げ、区議らの情報を発信している。みらくるネット(未来の文京区をひらく区民のゆるやかなネットワーク)と、ぶんきょうポリティクスみらくるネットは、区議と、今後区議に挑戦しようとしている人を対象にアンケートを実施してサイトに掲載。ぶんきょうポリティクスは区議の志を動画に収録して掲載している。19日は文京区長選挙と文京区議会議員選挙の告示日だ。

 ポスター掲示板(区内に設置されたポスター掲示場。区議は51人分のスペースが用意されている)

 

みらくるネットは区民有志で1月に発足。区民136人に、区議に聞きたい項目についてアンケートをとり、それをもとに「達成したい施策を具体的に一つだけ」「区政についておかしいと気づいたこと」など4つの質問に絞り込んで、まず現職区議に、次いで区政への「挑戦者」にも聞いた。区議32人中、30人から回答を得たが、自民、公明の会派に所属する計11人の議員は、党区議団ホームページを見て欲しいという旨の回答だけだった。また、区政への挑戦者は協力してくれた9人から回答を得た。

 

みらくるネット代表の八木晶子さんは「区議さん自身の考えや、こちらが聞きたいことにどう思っているのか、情報が少なく、一覧もない。どういう人かわかったうえで選びたいと思った」と話す。八木さんは4年ほど前に文京区民となり、幼稚園、小・中学校のPTAや高齢者関係の地域活動にかかわってきた。区政の進め方については、区民の意向をくむプロセスが気になるという。また、「大きな政党のバックアップと、若くて華があれば当選できる」という話を耳にして、「そういう状況をつくっているのは自分たち自身ではないか」と気づいた。

 yagi(勉強会やカフェなどでみらくるネットの発表も)

「そうではない選び方を自分たちがつくっていくしかない。そうしたいと思ったとき、議員さんの考えを比較できるものがなかった」。政治の話題がタブー視されている現状も変えたいと思っており、「もっと政治を『自分たちごと』として学んだり話したりする機会をつくっていかなければ。みらくるネットのサイトがそのきっかけになれば」と話す。

 

 

一方、「ぶんきょうポリティクス」は、若い人に区政に関心を持ってもらおうと、東京青年会議所文京委員会などで構成される「文京区若年層投票率向上委員会」が開設した。現職区議32人中、19人が動画収録に応じ、議員になった志と政策について、約1分間で語っている。共産と市民の広場の所属議員と、一部の議員は収録に応じなかった。

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(利根川英二さん)

動画収録を手がけた湯島の印刷会社社長の利根川英二さんは「議員のサラリーマン化や、頭でっかちになっていることを危惧している。もっとがんばってもらいたい」と話す。父が長く区議会議員を務め、奔走する姿を見てきた。自らも2008年に地元の活性化のため「湯島本郷マーチング委員会」を発足させ、2012年には全国へ組織を広げるなど、まちおこし活動に力を入れており、「区議は区民に身近な存在であるべきでは」と考えている。「選挙のときだけでなく、普段からの政治家としての考え方を示していかないと」。選挙後も、当選した議員の動画紹介などを考えているという。

 

区議選は19日告示、26日投開票。区長選は、現職の成澤廣修区長が3選へ立候補を表明している以外、今のところ大きな動きがない。(敬)

 

追記:新聞報道等によれば、元共産党文京地区委員長の中島束(つかね)さん(71)が15日、共産党の推薦を受けて無所属で立候補することを表明した。

 

利根川さんインタビュー動画