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ゆる~く、なんとなく、文京区の子育てサークル「ワラビー」3年/福祉センターでワラビー祭り、100人超でにぎわう

全体写真

 

文京区の子育て中の家族を中心に、「なんとなく」「ゆる~く」集まっているサークル「ワラビー」が2012年に活動を始めてちょうど3年。6月7日、江戸川橋の文京区総合福祉センターで、「ゆったりのんびり、時にカオスに」とうたった「ワラビー祭り」が開かれた。

番長

(上田麻理子さん)

 

「笑ってる文京区」→「笑B」→「ワラビー」が名前の由来。3年前、ママだけでなく、パパだけでもなく、世代を越えてなんとなく集まれる場があるといいね、と始まった。言いだしっぺの1人でいまや「番長」の異名を持つ上田麻理子さんは「子どもが生まれて、子育ては1人でするものじゃない、と思った。おじいちゃんもおばあちゃんも学生さんも、地域のみんなでやるものではないかと」と言う。立ち上げメンバーの堀込泰三さんは「イクメンブームになったが、熱い人と冷めた人の二極化も進んだ。敷居をできるだけ下げて、誰でも参加できる場にしたかった」と話す。堀込さんはNPO法人ファザーリングジャパン文京チームのリーダーでもあり、パパたちの参加率は高い。

現幹事団

(前年度幹事団。左から2番目が初代幹事の堀込さん)

 

代表はなく、基本的には3人の幹事が日時と場所を決めるだけ。何をやるかはメンバーの提案次第のことも多い。白山交流館でお菓子や飲み物を持ち寄った顔合わせ会から始まり、植物園ピクニックやストレッチイベントといったなんとなく集まる機会のほか、「今日おたまじゃくし釣りに行こう」という呼びかけに急きょ集まって公園に繰り出したり、地域に自宅をひらいている方のビルの屋上でビアガーデンをやったり。「たまにはママを休ませよう」とパパたちが企画した「パパ子ツアー」は、銭湯に行き居酒屋に行き、協力保育園に宿泊するという得難い経験になった。ほかにも、「保活」に役立つ保育園講座や、「平日だけど子連れの私をスキーに連れてって」と称して、積極的に有給休暇を取ろうという親子スキーツアーも実施した。

パラバルーン

(ワラビー祭りでパラバルーン)

 

数家族から始まったサークルは、未婚の人や学生も参加するようになり、メンバーは200人以上いる。幹事は1年交代で、できるだけ固定メンバーの集まりにならないよう配慮。月1回、イベントなどで集まるほか、第1、3金曜日、誰でも無料で集えるワラビーサロンを音羽で開いている。

工作

(工作コーナーも)

 

ワラビー祭りは、「3周年だし、お祭りをしよう」と上田さんが言ったことがきっかけで、日時と場所を幹事がおさえ、メンバーの提案でイベントがずらり並んだ。調理室では「おにぎらず」や、おやつ作り。多目的室では、赤ちゃんの笑顔を撮影する活動をしている写真家の堀口マモルさんによる家族写真撮影会。パパによるベビーマッサージもあったほか、メーン会場の視聴覚室では、メンバーが作曲したワラビーのテーマソングが発表された音楽ライブや、紙芝居、工作コーナー、アロマハンドマッサージや虫よけスプレーづくりなどもあった。午前、午後で100人以上の来場があったという。

紙芝居

(紙芝居も人気)

 

新しい幹事の発表のほか、未婚のメンバー同士の婚約発表というサプライズもあり、活動の広がりを感じさせた。入会基準は、メンバーの知り合いであること。フェイスブックでのつながりが主力だという。問い合わせは

warab.event@gmail.com

(敬)


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