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文京区周辺のウェブ地域メディアが熱い!情報サイト続々登場

昨年2014年11月にフェイスブックページで「ご近所 茗荷谷界隈」が発信を始め、今年2015年3月には「文京経済新聞」が発足し、このところ文京区のインターネット地域メディアが盛り上がっている。お隣の荒川区でも、区民による区民のためのメディア「ARAKAWA102」が2013年に立ち上がり、月1回のウェブマガジンを発行している。

 

(文京区のメディア関係者が一堂に会した=稲富滋さん撮影)

 

「茗荷谷界隈」は、茗荷谷に住む稲富滋さん(「面白人」記事参照)が主宰。生活圏である「ご近所」を中心に、身近な情報をこまめに発信している。

文京経済新聞は、関口に本部がある一般社団法人ジェイ・コミュニティサポートが母体となって発足した。各地の「○○経済新聞」で構成される「みんなの経済新聞ネットワーク」の一員だ。「○○経済新聞」は、もともとは、渋谷でウェブ制作などを手がける会社を営む西樹さんが、欲しい渋谷の情報がないと考え、2000年にウェブ上で「シブヤ経済新聞」を立ち上げたことが始まり。各地で同様のウェブ新聞を作りたいとの声があがり、ネットワーク的に広がってきた。現在、全国各地に約100カ所あり、ニューヨークやバンコクなど海外にも10カ所ある。すべてウェブ上の発信で、紙では発行していない。

ジェイ・コミュニティサポートは商店街などと組んでイベントを企画するなど、地域活性化事業に取り組んできた。昨年暮れに西さんと出会い、文京経済新聞を始めることですぐ話がまとまったという。編集部の仲山裕文さんは「自分たちが主体となる取り組みをやりたかった。まちの出来事を発信していると、情報も集まってくる」と話す。

一方、ARAKAWA102は、ネット関連業界の仕事をしている荒川区の中里昇吾さんが、区民仲間数人と立ち上げた。関西出身で、妻の実家がある荒川の区民になったものの、20~40歳代の子育て世代、現役世代向けの情報が少ないと感じていた。「それならば、地元暮らしを楽しむための情報を自ら発信してしまおう、と」。荒川区の面積が10.2㎢であること、「イチマルニ」の響きがFM放送的なことにちなみ、ARAKAWA102と命名。まちを長屋に見立て、井戸端会議をする感覚で発信。「記者」は約10人おり、それぞれの関心ある分野の記事を書いている。「月1回編集企画会議を開き、月1回発行することでリズムができる」と中里さんは話している。


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