東京十社めぐりの一つ、アジサイで有名な白山神社

 都営三田線白山駅からすぐ、歩いて3分ほどで白山神社に着く。ほとんどの人がここから参拝するが、白山通りにほど近い京華通り商店会側から階段を上っていく参道もある。そこから上ると駐車場を囲むように倉庫が並ぶ。氏子の町会の神輿の格納庫だ。近年は担ぎ手がなく、倉庫に眠ったままの神輿もあると聞く。

 白山神社の歴史は古く、平安時代の948年に、現在の石川県白山市にある加賀一宮白山神社を、現在の本郷元町に勧請したのが始まりといわれる。江戸時代になって現在の小石川植物園付近に移ったが、明暦元年(1655年)に現在地に再度移った。徳川綱吉の屋敷の造営のためだそうで、この縁で白山神社は綱吉と生母桂昌院の厚い帰依を受けたという。

神輿の格納庫

 この神社はアジサイでも有名で、6月になると、3000株ものアジサイがしっとりと咲く。境内には普段は入れない富士塚があり、「あじさいまつり」の期間中は公開され、アジサイの花に囲まれながらミニチュアの「富士登山」を楽しめる。また、歯の痛みを止める神様としても知られているそうで、歯ブラシ供養もあるそうだ。

 さらに、「東京十社めぐり」の一つだという。東京十社めぐりとは、根津神社や芝大神宮、神田明神など23区内の10社をめぐる企画だそうで、昭和50年から始まったらしい。境内には説明板があり、めぐる順序なども提示されている。10社のうち2社が文京区内にあるなんて、なんだかわからないけれどお得感がある。古図による順序では王子神社経由が由緒正しいようだが、白山神社と根津神社から始めても楽しいかもしれない。(敬)