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【イベント報告】子育てママの応援拠点をあちこちに!3区合同のママフェス「ほっこり~のパーティー」開催

ママたちのつながりを広げ、深めていこうと、文京シビックセンター小ホールで123日、文京区、豊島区、北区の3区合同ママフェス「ほっこり~のパーティー」が開かれた。15のワークショップブースと、ダンスや演奏が5ステージあり、多くの親子連れでにぎわった。

ほっこり~のパーティーは、北区の子育てママ応援塾「ほっこり~の」が北区内で年に34回開催しているフェスティバル。今回は北区外での初めての開催だ。主宰する内海千津子さんは、「まちとママたちのパイプがあちこちにできたら」と話す。17日(月)は北区の北とぴあでクリスマスパーティー(入場料500円)を開く。

内海さんはかつてフリースクールの教員をしており、「居場所」が大事だと痛感していた。しかし仕事を辞めたら、「専業主婦」で、「○○ちゃんのママ」と呼ばれるようになり、社会から取り残されたような孤独感を味わった。「児童館でも公園でもない、ママのための居場所が必要だ」と思い、2011年からサークル的にママたちの居場所作りを始めた。それが「ほっこり~の」の始まりだ。

スペースを借り、子連れ可能な講座や託児付きの講座をやっているが、ただふらりと立ち寄っておしゃべりしていくだけでもOK。ママたちのつながりの場であるほか、企業協賛の講座やイベントの企画、場所貸し、託児付きコワーキング、プレ幼稚園、職業紹介、情報誌の発行やリーフレットなどの制作受託といった多彩な事業を手掛けており、資格やスキルがあるママたちの活躍の場も提供している。

 今回の企画は、文京区千石で子育てサロンやイベントを通して「おたがいさま」の暮らしをつくることをめざす交流拠点「千石たまご荘」と、豊島区で子育てママの居場所づくりに取り組む「ANEママTOMATO」との共催だ。内海さんは「どちらもほっこり~のと同じく、子育て支援やママ応援の視点で動いており、北区内だけでなくヨコのつながりができたら、ママたちが行ける場所も広がると思った」と話す。

 ほっこり~のパーティーでは、首肩リフレやネイル、アロマクラフトやクリスマスリースづくりなど、スキルあるママたちのブースの出店や、ステージでは元テーマパークのダンサーだったママたちのショーやバンド演奏、フラなども披露された。赤ちゃんのハイハイレースやよちよちレースといったイベントも。

 今回は、企業や一般のブース出展料で経費をまかなったという。「イベントをすることで、過去の常連さんと再会するなど、新たな出会いにもつながる。企業の協賛でお金の循環が生まれると、拠点づくりの原動力になる。ネットワークが広がって無料の子育て支援拠点があちこちにできてくるといいと思う」と内海さんは語った。(敬)


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