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特選!ご近所 茗荷谷界隈/縛られ地蔵で有名な林泉寺

駅から茗荷坂(仮称:風の通る道)を下り、拓殖大学の手前左側に曹洞宗 青龍山 林泉寺の入口があります。駅から1分足らずのお寺です。5年ほど前に大きな工事が行われてすっかり見違えるようになりました。 入口はモダンなホテルのような外観ですが、エレベーターであがると立派な本堂が現れ、その向かいには「縛られ地蔵」があります。

開基の慶長7年(1602年)と言えば、まだ関ヶ原の戦い(1600年)が終わったばかり。徳川幕府誕生の少し前に、広さは異なりますがほとんど現在と同じ場所に伊藤半兵衛長光を開基として曹洞宗(禅宗)のお寺が建立されました。付近のお寺の開基の時期は伝明寺(1625年)、徳雲寺(1630年)、深光寺(1639年)ですから、界隈ではもっとも早く建てられたお寺でした。谷を見おろす小石川の台地の外れ、後に将軍が鷹狩に来るような人里離れた場所だったのでしょう。清水谷ともよばれ湧水から小さな池の近くには茗荷(たぶん)、そこから小川も流れ出ていたようです。

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※この記事は「ご近所 茗荷谷界隈」に掲載されたものです。

 


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