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【シネマチュプキ】田端の文化遺産として、何があってもこの場所を残す-代表・平塚千穂子さんインタビュー(TABATIME記事)

”―――風が吹けば、枯葉が落ちる。
―――枯葉が落ちれば、土が肥える。
―――土が肥えれば、果実が実る。
こつこつ、ゆっくり。
人生、フルーツ。”

映画『人生フルーツ』より。

私が初めて、東京都北区にある唯一の映画館「シネマ・チュプキ・タバタ(以後チュプキ)」で観た作品は『人生フルーツ』でした。これは当時87歳と90歳になるご夫婦の生活に密着し、その暮らしぶりを撮影したドキュメンタリー映画で、日本中のミニシアターでロングラン上映された名作です。

田端在住歴30年の夫に連れられて、初めてチュプキの世界に入り込んだ時、私はこの映画館が在ることの意味をほとんど分かっていなかったように思います。

今回改めて取材をさせていただくことになり、チュプキの代表である平塚千穂子さんが、その10年間の活動をまとめた書籍『夢のユニバーサルシアター』を拝読。この場所ができるまでの壮大な物語を目の当たりにし、電車の中で涙をこらえるのに必死でした。

お話を聞きながら頭の中に流れたのは、この映画の冒頭に流れる「こつこつ、ゆっくり。人生、フルーツ」という樹木希林さんのナレーション。

平塚さんがこつこつと積み上げてきたものが、瑞々しいフルーツという贈り物のような形で返ってきた、チュプキという小さな映画館。オープンから4年経った今と、これからについてお話を伺いました。

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※この記事は田端本のクラウドファンディング企画のリターンとして取材をさせて頂いたものを掲載しております。

※この記事は田端のための田端によるwebマガジン「TABATIME(タバタイム)」に掲載されたものです。


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