「さあ今日も水戸黄門からいきましょう!」。時代劇の主題歌に合わせ、椅子に座りながら足踏みしたり、足を伸ばしたり、開いたり。「次は脳トレ体操。右手はグー、左手は1・・・」

講師の小池真智子さん自らがピアノを弾いて、なんの曲かを当てるイントロクイズ。しゃがんで体を丸めてグー、両手を広げてパー、などと歌いながら足腰を使ってするじゃんけん。1960年代に世界的に流行し、かつて小学校でも表現活動の一環として踊られたフォークダンスの「ジェンカ」。

列になって前の人の方に手を当て、右足を2回上げ、左足を2回上げ、前に飛び、後ろに飛び、前に3回飛ぶ。なかなかハードな踊りだ。「70年ぶりぐらいのジェンカだわ」「楽しかった」「筋力落ちてるわね」。口々に言いながらも楽しそう。とにかく、忙しいぐらい、いろんな活動がある。

月1回、第3木曜日に、千石のコドモカフェオトナバーTUMMYで開かれている「かようばサロン」。「通う場」とかけているが、「か」は回想法、「よ」はヨガ、「う」は歌、「ば」はバルーンで、「かようば」。

ジェンカまでは序の口で、そのあとも椅子ヨガで首や肩を回し、口を膨らませたりすぼめたりする口腔体操や、呼吸法が続き、小池さんのギターによる「月光仮面」「花の街」「いい日旅立ち」といった昭和の懐メロをみんなで歌った。この日のゲストによるピアノ演奏も。「月光仮面をよく見ていた弟を思い出したわ」「亡き夫が好きだった歌だから夫を思って聴きました」。参加者は音楽を通して家族を回想していた。

小池さんはヨガ講師、音楽療法士で、元ミュージカル俳優。ピアノも弾けるし、ギターで弾き歌いもできる。かようばサロンは2025年から小池さんと、バルーンアートのハルさんの2人で始めた。当初は介護予防サロンとして始めたが、いまは誰でも参加できるものへと試行錯誤中だ。

毎回ゲストを呼んでおり、今回はジャズピアニストだったが、これまで詩の朗読やアコーディオン演奏など、様々な分野の人を招いた。「バルーンでソファを作ってみましたので、みなさん腰かけてみて、写真撮影をどうぞ」と、ハルさんは毎回バルーンでフォトスポットを作成している。地域の人もいるが、千葉や、毎回長野から上京してくる人もいる。「しばりがないし、黙っていてもいいし、気軽に参加しやすい。口を大きく開ける体操や体を動かす機会がないので助かる」という。

会場がTUMMYなので、活動のあとランチして帰ることもできる。小池さんは「歌あり、椅子ヨガあり、脳トレあり、イントロ当てクイズあり、バルーンあり、何でもありの1時間半。ゲストも多彩なので楽しめます」と話していた。参加費千円。ランチは有料。申し込み、問い合わせは小池さんに電話(090-6027-2781)かメール(koikemachiko1226@gmail.com)で。活動の様子は小池さんのInstagramでも見られる。(敬)

