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「ちょっといい普段」小石川マルシェも大盛況

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「ちょっといい普段」をキャッチフレーズに、文京区のこんにゃくえんま(源覚寺)とすずらん通りで5月11日、小石川マルシェが開かれた。地元の若手商店主らが2011年に5、6店で始めたが年々協力店が増え、今回は約40店が参加。近くのガレージセールとの相乗効果もあり、たくさんの人でにぎわった。中心となった「会津屋」の杉田幸一郎さんは「マンション建設で新住民が増えているが、既存の商店に目を向けてもらい、小石川を好きになってもらうきっかけになれば」と話す。
「大福の発祥は小石川なんですよ」と話すのは、御菓子司「千代田」の新井雅之さん。江戸時代の文献に、1771年、小石川御箪笥町(現在の茗荷谷の三徳近辺)の「おたよ」という女性が、当時は塩味で腹太餅(はらぶともち)と言われた大福のあんに、砂糖を使ったところ、大人気となった、と書かれているという。これをもとに、当時使われていた黒砂糖を入れて仲間と試作を重ね、第1回マルシェで売り出したのが「おたよさんの大福 復刻」だ。こうした「物語」を持つ商品をそろえた店が、小石川マルシェに名前を連ねた。

 


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