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地域で子どもを見守ろう/講演会「子どもを暴力から守るために」

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「虐待は決して他人事ではない。子育て中の母親どうし助け合いたい」と、5年前に活動を始めたママ友グループ、「子どもを守る目コミュ@文京区」。6月28日、第8回目の虐待防止シンポジウムを区と共催で行った。

講師は、NPO法人レジリエンス代表の中島幸子さん。DV被害にあった経験をきっかけに勉強をはじめ、2003年・女性のための「こころのcare講座」をスタート。DV、性暴力、虐待などによる心の傷つきやトラウマに焦点を当てた情報発信は、特に行政などで支援に関わる人たちから多くの信頼と注目を集めている。
中島幸子さん

  厚生労働省によると、平成24年度の虐待対応件数は6万6701件。毎年、過去最高の数を更新している。文京区においても対応件数は増加傾向にあるそうで、子ども家庭支援センターの鈴木秀洋さんによると「職員全員が、深刻または緊急のケースを多数抱え、毎日その対応に走り回っている状態」だと言う。こうしたなか、地域で子どもを見守り、子育てを支えるつながりがあると、とても心強いと訴えた。
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中島さんは講演会で、暴力や虐待が発生する仕組みについて説明。「相手の価値を認め、尊重のあるところに暴力はうまれない。まず大人同士が尊重し合う社会を作らなければ、子どもへの虐待もなくならない」と語った。現在、デジタル暴力や性虐待の問題も深刻だが、それらから子どもたちを守るためには、子どものSOSを聞き逃さないこと、一人ひとりの心にひそむ偏見、差別の意識をなくしていくことが大切、と提案した。約30名の参加者全員が、新たな気づきとともに重い課題を持ち帰った。(R.K)


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