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【コラム】18歳のつぶやき/服は街を彩る絵の具

高校生の私には最近、よく頭を悩まされるモノがある。

「ファッション」だ。

私は、「おしゃれ」をするのが比較的好きな方で、服も頻繁に購入する。

しかし、仲の良い友人の中には、「おしゃれの必要性がわからない」という人もいる。

服の選び方は多種多様だ。個性を表現したい人もいれば、品質を追求する人、必要最低限の出費で抑えたい人等たくさんいる。

では、おしゃれをする意味とはなんだろうか。

高校生の私の中では、ファッションは自己表現、そして異性や友人からの評価にも関わる重要なツール、マナーである。

流行とは結局雑誌の編集者が作り出した形而上的なものに過ぎないし、服そのもの自体も本来ならば機能性のみを重視すべきなのだろう。

しかし、私はそれでもおしゃれをする事に大きな意味を感じている。

確かに極論を言えば、服にロゴや柄などある必要はないのかもしれない。

しかし、服から彩りをとったら、街はなんて素っ気ない風景になってしまうだろうか。服は街を彩る絵の具の役割を担っている。

そして何より、なりたい自分に変身させ気持ちを舞い上がらせてくれるのは、服の持つ大きな力だろう。

 

※文京区内の高校に通う吉田遼さんが、若い世代の思いや悩みをつづります。


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