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早くもホップの収穫祭&投入式!東上野のフリー工業のホップを、シノバズブルワリーひつじあいすで醸造

ホップのいい香り。思わず目を閉じて胸いっぱいに吸い込んでしまう。「しのばずホッププロジェクト」の一環として、東上野のフリー工業本社の屋上で栽培されているホップの収穫祭があり、5日後には「シノバズブルワリーひつじあいす」でホップの投入式があった。

フリー工業では2024年から屋上でホップの栽培をしている。きっかけは、三村貴也さんがひつじあいすでビールを飲んでいたとき、一緒にいた知人からしのばずホッププロジェクトについて聞いたこと。それはおもしろいと、ホップ栽培に参加することになった。

フリー工業はのり面工事などを手掛ける会社で、緑化事業もやっており、屋上は緑化の実験の場でもあったため、栽培には最適だった。10株から始め、3年目の今年は20株ぐらいに増えた。収穫も初年は秋だったのが、成長が早く、昨年から6月に収穫できるほどになっている。

「鉢ごとの収量を量りたいので、1から12までの鉢の番号と同じ番号の器に入れてください」。6月12日の収穫祭では、プロジェクトメンバーや社員らが集まり、小さい実から長さ5センチはあろうかという大きな実までを手やはさみで摘み取った。

ホップの茎や葉はトゲトゲで素手では肌がこすれて痛いが、みんな摘み取りに夢中だ。摘み取った実はよい香りがする。「クラフトビールのペールエールの香りだ」と初めて摘み取る人は驚いていた。

先端にはまだ花もついており、これからなる実もあるようだ。

この日の収穫祭では、ホップが665グラムとれた。摘み取った実は茎や葉を丁寧に落とし、その日のうちに、シノバズブルワリーひつじあいすに持っていった。

ブルワリーではこれを冷蔵保管しており、5日後の17日に、フリー工業の社員らが集まり、「投入式」があった。

まずは実を割って香りがよりたつようにし、ネットに入れる。それを温度が高まった煮沸槽に投入する。醸造士によると、麦汁を100度で1時間煮沸する工程の前にホップを投入するという。「ホップは高熱にさらすことで苦みが増す。これは殺菌と共に、苦みを抽出する工程でもあります」

冷やしていく過程でさらに、香りをつかさどるホップを投入。そうしてできた「苦くて甘い麦汁」にピルスナー酵母を入れると、酵母の働きでアルコール発酵がすすみ、香り高い若いビールが4日でできるそうだ。そこからさらに樽詰めして10日~15日熟成すると、香りはやや落ちるがボディとコクのバランスがとれたビールができあがるという。

栽培から収穫、醸造までの工程に携わったフリー工業の三村さんは「楽しいですよ。社内レクのような感覚。できあがったビールを早く飲みたいですね」と話していた。(敬)

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