区立一中横の坂を降りて千川通りへ。白山三丁目の信号を左折した右手にあるのが内田染工場。以前から茗荷谷界隈唯一の染物工場のお話を伺いたいと考えていましたが、いつも忙しく働く様子になかなかきっかけがありませんでした。今回ご紹介いただき内田社長にお話を伺うことができました。
創業明治42年。今年で110年目になります。群馬県・桐生出身の祖父がこの地で創業。「千川の水が使えたことも理由だったかもしれません」。戦争前までは呉服の糸染めなどを手がけていましたが、戦後しばらくは「靴下」の染めが多く、内田社長(明照幼稚園卒です)が子供の頃は「いつも靴下に囲まれていた」そうです。
バブルの前までは大きなロットの洋服生地やTシャツの染めなども請け負っていましたが、工賃の安さを求めて先ず縫製工程が海外へ移転。それでも染めなど最終工程は日本に残っていましたが、それもやがて海外へ。
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※この記事は「ご近所 茗荷谷界隈」に掲載されたものです。