学生が企画制作、服の再利用ファッションショー/跡見学園女子大でATOMI GIRLS COLLECTION 2016(アトミガールズコレクション)

  まだ着られる服を捨てるのはもったいない。そんな思いから学生自身が企画制作し、モデルも務める「ATOMI GIRLS COLLECTION 2016(アトミガールズコレクション)」がこの夏、跡見学園女子大学の新座キャンパスと文京キャンパスで開かれ、好評だった。コレクションの開催は6回目だが、文京キャンパスで開かれるのは初めて。生活環境マネジメント学科の学生が主体となっており、担当の横井由利准教授は「年間150万トンもの衣類が捨てられている。ファッションの力を環境問題の解決に役立てたい」と話している。
 ショーでは、2年生が「最先端のファッション誌スタイルをリユースアイテムで」というテーマでショーを構成し、例年は出演しない3年生が90年代のファッションを担当した。プロのスタイリストからアドバイスを受け、そもそもファッションショーとは何か、コンセプトをつくるところから指導を受けたという。
 ファッション誌は「non-no」「ViVi」「Nylon」と、コンセプトの異なる3誌を選んだ。編集部に行って取材したり、国会図書館でバックナンバーを調べたりして、創刊当時、中期、現代のファッションの特徴や変化について研究。それぞれの学生が、自身や友人や家族らを通し、タンスに眠っている服飾雑貨を「発掘」し、それぞれの雑誌の時代のファッションを体現した。
 3年生に話があったのは6月だという。昨年やった経験があるとはいえ、ゼミの学習ではないため、空き時間や直前の準備にならざるを得なかったとか。3年のゼミ長の園中杏奈さんは「去年が60年代~80年代のファッションをテーマにしたので、その続きで90年代をやろうということになりました」と言う。
ショーは2011年から始まっており、「ファッションで心を癒したい」と、その時にウェディングドレスを包帯で作って以来、ウェディングドレスも恒例となっている。今年も会場内から舞台へ上がる形で登場し、ショーの最後を飾った。
3年生ゼミ長の園中杏奈さん(左)と2年生ゼミ長の高塚菜奈さん
 2年生ゼミ長の高塚菜奈さんは、「私が着た服は、私が幼稚園入園のとき、母が着ていた肩パッド入りのものです。4月以降、ファッション選びや映像制作など大変でしたがやりがいがあり、結束も高まりました」と話していた。