【まち】八角形の窓がかっこいい!茗荷谷の大黒湯さんへ行ってきた。

 たまに暖かい日もあるもののまだまだ寒い日が続きますね。寒さが苦手なのでこういうときこそ銭湯っていいよなあとしみじみ感じます。
というわけで、今回は東京メトロ丸の内線 茗荷谷駅から徒歩5分くらいにある大黒湯さんを訪問しました。(永本真一郎)
 茗荷谷駅から春日通沿いに大塚方面に向かって5分ほど歩いて不忍通りに着く少し前に大黒湯はある。
 大黒湯は文京浴場組合に加盟する銭湯6軒のうちの一軒だ。
 ご主人の岡嶋登さんによると、昭和5年にできた銭湯を登さんのお祖父さんにあたる初代が購入したのが昭和24年。購入以前の名称である「大黒湯」という名前を引き継いで現在まで営業を続けており、現在の建物は昭和39年に建て替えたものだそうだ。
大黒湯ご主人の岡嶋登さん
 浴室に入ると、まず印象に残るのがとても高い天井だ。筆者が見た銭湯の天井の中で一番高いのではないかと思うくらいの高さなのだが、天井よりさらに高い位置に八角形の湯気抜きがありこれが大黒湯のトレードマークになっている。
八角形の湯気抜き。最上部はおそらく4~5階建てのビルくらいの高さがある
 湯船は薬湯、ジェット付きの湯船、水風呂(女風呂には水風呂はなく小さい子供と一緒に入れる浅い浴槽がある)に分かれていて、湯温は42℃前後。薬湯は日替わりで薬効を変えており、ちなみに取材日の前日はグレープフルーツだったとのこと。
 身体を洗う場所は、昔ながらの銭湯の基本的なレイアウトになっている。
 なお、文京浴場組合に加盟する他の銭湯と同様にシャンプーとボディーソープが設置されているので石鹸を忘れてしまっても安心だ。
 お風呂のお湯はどうやって沸かしているのだろうと気になり、銭湯の裏の現場も見せていただけることになった。
 銭湯の裏には水で満たした大きなタンクが設置されており、タンクの中の水を温めてお湯にして湯船に送り込む。ガスバーナーを使って高温となった空気がタンク内に這わせてあるパイプに送り込まれ、タンク内の水を温める仕組みになっている。
水を温める機械。機械は水温を感知しバーナーを自動でオンオフしているので水温はほぼ一定に保たれる。この奥に水を貯めるタンクがある
 水を温める作業はかつて薪を燃やして行っていたそうだ。今でも構造上は薪で水を温めることができるらしく、なんだかやってみたくなる。
 通常銭湯は一本裏手の分かりにくい場所にあるものだが、大黒湯は大通りである春日通りに面している。そのおかげで徒歩や自転車以外にも、バスに乗ってお風呂に入りにくるお客さんもいるという。
 銭湯をやっていて嬉しい事は?と訊くと、やっぱり「いい湯だったよ、ありがとう」と言われること、と話す岡嶋さん。
 これからの大黒湯については「土日以外もファミリーのお客様を増やしていきたいですね。そうすれば家族の会話も増えていいと思っているんです。」と答えてくださった。
 名物の八角形の湯気抜きを見に是非訪れたい場所である。
(筆者あとがき)
 大黒湯の話を一通りしていただき取材も終盤にさしかかった時点で、岡嶋さんが私は文京浴場組合の組合長を務めているんです、と仰った。
そして、そこから組合の取組みについての岡嶋さんの熱のこもった説明が始まった。
 とにかく「内容盛りだくさん+熱い+濃い」ので文京浴場組合の取組みについては次回の記事でご紹介します。
乞うご期待!!
大黒湯
東京都文京区大塚3-8-6
03-3941-5826
15:30~24:00(月曜定休)
料金:大人460円、小学生180円、小学生未満80円(第2、4日曜は文京区民は大人100円、大人以外は無料)