かつて、文京区本郷には100軒を超える旅館がひしめき合っていたという。
残念ながら、いまは数えるほどしか残っていない。本郷旅館ホテル組合に加盟しているのはわずか5軒だ。
しかし、今の時代ならではの本郷旅館街の魅力を再発見してもらおうと、「文京区の魅力を「発掘」「発信」し、また「新たに作り出す」集団。」である文京建築会ユースが7月13日(木)から16日(日)まで、文京シビックセンター1階のギャラリーシビックで、「歓迎!本郷旅館街-100軒のおもてなしがつくったまち-」展を開く。
本郷旅館街の先駆けとなったのは、岐阜から上京した種田朝太郎が創業した「朝陽館」だったそうだ。昨年、惜しまれつつ閉館した。今は取り壊されてマンションが建設されている。
在りし日の姿は文京建築会ユースがレポートしている。
展示では朝陽館の記録や、使用されていた道具などを紹介。現役でがんばっている「鳳明館」も紹介する。
消えゆく本郷旅館街の面影をしのび、新たな楽しみ方を発見するために、足を運んでみてはいかが。