安曇野の景色を光で表現/国営アルプスあづみの公園~堀金・穂高地区のサマーイルミネーション

今回のJIBUNマガジンの記事は、お盆や夏休みにそれぞれ旅行したところの見聞録でもよいとのこと。そこでFBの画像を見て気になっていた信州・安曇野の国営アルプスあづみの公園の「サマーイルミネーション」を見に行った。

以前子ども劇場でお世話になった竹迫昇治氏が、今はあづみの公園に勤務、あわよくばコメントをいただくことも期待できる。運良く「あわよくば」が実現し、イベント中の時期にもかかわらずお時間を割いていただくことができた。

北アルプスの麓、「堀金・穂高地区」と、それより15キロ北にある「大町・松川地区」の2つの地域にそれぞれ広がる広大な公園を2つ併せて「アルプスあづみの公園」という。総面積は353ヘクタールに及ぶ。

「サマーイルミネーション」が行われていたのは、堀金・穂高地区。鉄道を利用する場合は、JR松本駅から大糸線穂高駅で下車、そこから循環バスで行ける。バスの窓からは北アルプスの山々がくっきり見られるはず、公園からは常念岳が間近なはず……だが、この日は雨でうっすらとしか見えず、残念。

イルミネーションは、8/11~8/20の10日間、18時から21時まで点灯された。1時間半ほど早めに公園につき、点灯前の公園を巡ってみた。片道2時間弱かかるので、全部は見られなかったが、公園内には、安曇野について詳しく学んだり体験したりできる「あづみの学校」をはじめ、段々はらっぱ、古墳の森、冒険の森、こどもの森などを有する「田園文化」ゾーンと、季節の花を楽しめる棚田やサンクチュアリ、昭和30年代の安曇野田園風景を再生している「里山文化ゾーン」などがあるが、他にもさまざまな施設があって、とても書ききれるものではない。

18時きっかりに点灯がはじまる。エントランスの広場では、イルミネーションに彩られたたくさんのアカマツが出迎えてくれる。ゲートの建物から公園に入っていくと、まず滝の広場。長さ50メートル高さ5メートルほどの光の滝。滝音とともに上から下へと光の水が流れる。次は50メートルほどの波のトンネル。青い濃淡の光の波に揺られながら通り抜ける。トンネルを抜けると木々の間に光の泡。提灯のようでもあり、ちょっと妖怪チックだ。

そして、その泡から落ちた水は噴水のように地面から静かに跳ねあがっていき再び地に吸い込まれる。その先には金色の絨毯がどこまでも続く。草むらの螢、星屑、そしてこの土地の水の豊かさを表すように、たっぷりと勢いある青い小川の流れなど安曇野ならではの景色がイルミネートされていた。

中でも思わず微笑んでしまうのは、森の中にいる動物たち。サル、リス、オオタカ、ウサギ、クマ、他にも。動物たちは森にいるだけではない。人が通りかかると動作を変えて、「キキ-」「カリカリ」「ビービー」などと挨拶してくれる。クマは大きな声で迫力があって挨拶というよりは威嚇だ。

一回りしたところで、竹迫昇治さんにお目にかかる。竹迫さんは、この国営の公園で、企画広報調査役をされている。アルプスあづみの公園でのイベントを企画し、決まった企画を広報し、チラシを作ったり、新聞に載せたりする仕事をしている。イルミネーションの一コマ一コマを説明し、ほかの公園内のイベント企画についても話してもらい、興味深かった。「サマーイルミネーション」の感想、特に森の動物が気にいったことを伝えると、竹迫さんは、まるでこの光の動物たちのお父さんであるかのような笑顔で頷いた。動物たちだけではない。「サマーイルミネーション」をはじめとする公園内の企画すべての生みの親の1人なのだ。

そこで竹迫昇治さんからのアピール。冬のイルミネーションについてだ。

「ウインターイルミネーションにぜひ来てみてください! 真っ白な雪の公園、豊かな自然の中で色とりどりの光が反射して本当に綺麗ですよ。冬は夏よりずっとも大きな規模なストーリーでイルミネーションが繰り広げられます。ウインターイルミネーションは、毎年約12万人のみなさんの来園で賑わうんですよ」

今度は他の人も誘って行こう。すっかりまた行く気になっている。(稲葉洋子)

詳細は以下、ぜひHPも見てください。

「冬のイルミネーション」

日程:11/11(土)~1/8(月祝)

場所:国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高地区と大町・松川地区の両方

堀金・穂高地区→ 〒399-8295 長野県安曇野市堀金烏川33-4 ℡ 0263-71-5511

大町・松川地区→ 〒398-0004 長野県大町市常盤7791-4   ℡ 0261-21-1212

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