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今春の保育園入園申し込み、定員より応募が453人上回る/保育のあり方協議会で文京区が明らかに

今年4月に保育園入園を希望して認可保育園に申し込んだ人は2270人と前年を303人上回り、募集定員1817人より453人多いことがわかった。文京区は新設認可園を増やし、過去最高の定員増をはかったため、前年同時期の679人よりは減ったが、依然、需要が供給を上回る状況が続いている。3日に文京区認可保育園父母の会連絡会が主催した保育のあり方協議会で文京区がデータを明らかにした。

いずれも第一希望のみを集計した。0歳児は206人、1歳児は262人、2歳児は130人、募集定員より応募が上回っている。一方で3歳児は8人、4・5歳児は137人、定員より応募が下回っており、全体としては数字上、3歳児以上の保育需要は満たされていることになる。しかし保護者が希望する園か、通園可能かなど、うまくマッチするかどうかはわからない。私立園より、区立園への応募が多く、4・5歳児は園を選ばなければ私立園なら入れる、という状況だ。今後二次募集もあり、今回の数字がすべて待機児童になるわけではなく、待機児童数そのものは前年より減少する見通しとなった。

文京区は家庭的保育事業(保育ママ)や0~2歳児の小規模保育園を含め、昨年6月から今年6月までに20カ所の認可施設を開設または開設予定で、定員は0歳~5歳まで過去最高の947人を増やしている。少し前までは区立園は数は少ないが定員数では私立園より多かったが、私立園を増やした結果、いまや募集定員も私立園が区立園の3倍強となっている。

新設園にはほとんど園庭がなく、公園や遊び場の不足が懸念されている。2020年には後楽園・春日駅前の再開発でマンションが建設され、その他の地域でもマンション建設が進んでいるため、保育需要に供給が追いつくかどうかは不透明だ。(敬)


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