【コラム】17歳のつぶやき/タピオカブームの陰で

スウェーデンに住む16歳の少女が国連で演説をした。そのニュースは多くの人々を感化させただろう。

なかでも同世代である私たちからすれば、とても印象的なニュースであった。

彼女の環境美化に対する関心と意欲は凄まじい。私もあれだけの熱意を持って何かに熱中したいと思ったものだ。彼女はきっとこれからの地球環境改善に向けて世界をリードしていく存在なのだろう。

しかし、彼女のように表舞台で活躍する人だけでは到底解決出来ないのが環境問題だ。人が見えないところでどれだけ人々が環境に対して意識を高められるかが重要だろう。読者の皆さんの周りにはどれほどの人が環境美化に向けて行動出来ているだろうか。

私の友人の例をご紹介したい。彼らはふとした思い付きから、あるビジネスアイデアを考えた。

タピオカブーム真っ盛りの渋谷で彼らは問題を発見した。タピオカを飲み終わった後のカップが道に捨てられている事だ。彼らはどうにかこの問題を解決しようと、渋谷にある某有名タピオカ専門店に環境美化啓発ゴミ箱を期間限定で設置した。私もゴミ箱づくりに参加した(写真)。

数個設置したゴミ箱の中には多くのカップのみならずペットボトルが捨てられていった。彼らもまたスウェーデンの少女同様、地球環境に貢献した内の一人である。

そのアイデアは、とあるビジネスコンテストのファイナリストに選ばれている。本格的に彼らが動き出す日も近いだろう。彼らのように問題意識を感じるに留まらず「動く」ことができる人が世界中でもっと増えればいいと願っている。

(吉田遼)

※文京区内の高校に通う吉田遼さんが、若い世代の思いや悩みをつづります。