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秋田・大曲の花火大会で涼をとる

一度は見に行きたいと思っていた、秋田県大曲の花火大会。

コロナを超え、昨年から再開、昨年は雨の中での花火だったが、今年は天気は上々、昼間は37度という東北の暑さだったが、花火開始17時くらいからは、雄物川の川面を渡る風で、涼しさが感じられた。星も綺麗に見えた。

例年70~80万人が河原に押しかけるというので、さぞかし窮屈なベンチで身動きが取れない状態で見上げるのかと思ったが、広々とした河原はどれだけ人が集まっても余裕綽々、4時間以上続くショウを大勢の観客が歓声を挙げて楽しんでいた。

真上に上がる花火は、迫力満点。作品ごとに製作したチームやタイトルが説明されるので、言葉を噛み締めて聞きながら感激度が上がった。

日本三代花火の一つである大曲の花火大会だが、作品によってはBGMつきで、若者に人気の曲や朝ドラ「らんまん」の曲に合わせた作品も。

花火が打ち上げ終了すると、河原に詰めかけた人たちが手に手に懐中電灯を持って夜空に向けて揺らす。花火を見せてもらったお礼なのだという。

それもまた、美しく夜空に照らし出されていた。(稲葉洋子)


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