イベントシーズン到来。音楽、芸術、本。。。今秋も区内外のお祭りが目白押しだ。9月10月ごろに開かれる4つを紹介する。
9月30日13時~18時、千石地域で初めて、「ちいさなまちの音楽会in千石」が開かれる。主宰はムジンレコーズ(過去記事参照)。住宅街にある古民家や教会、カフェ、保育園、コインランドリーまでを会場に、生演奏のほか、オンラインでの配信も計画している。入場無料でカンパ制。
芸工展2023は10月1日(日)から始まる。谷根千地域で、「まちじゅうが展覧会場」が合言葉。かれこれ30年続いている。約60の企画があり、ギャラリーや店舗を舞台に、展示やワークショップがある。谷根千地域では、10月7日(土)、8日(日)に谷中まつり、10月14日(土)にあいそめ市、10月14日(土)、15日(日)に根津・千駄木下町まつりが開かれ、さながらお祭り月間だ。
千石ブックメルカード2023は10月9日(月祝)開催だ。千石地域の8カ所で、ダンボール一箱分の古本を販売する出展者が集まる「一箱古本市」だ。今回が3回目。テーマは「絵本」とのことで、千石にある童心社では紙芝居や、オリジナル絵本づくりも。恒例の「煮干しの解剖教室」や、茶の湯、占いなどもある。
小石川植物祭2023は11月3日(金祝)、4日(土)、5日(日)、小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)で開催される。テーマは「命名 nomenclature なぜ人は植物に名を授けるのか」。キュレーターは京都大学人文科学研究所の藤原辰史准教授。折しも、小石川植物園内にあった東京大学植物学教室に通った日本植物学の父、牧野富太郎をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」が9月末まで放送中で、柴田記念館では11月26日までミニ企画展が開かれている(過去記事参照)。対話する、味わう、ふれる、たどる、つながる、といったくくりで、飲食やギャラリー、染工場などが出展する。たっぷりと植物園の自然を楽しめそうだ。27日18時半から、小石川図書館4階ホールで、出展者によるクロストークがある。無料。要申し込み。詳細は小石川図書館サイトで。(敬)