手作り雑貨に、もぎたてトマト。工作や輪投げやヨーヨーも/ツチノコ雑貨マルシェの「なつまつり」

「おひとついかがですか?」。子ども店長が、自分で作ったくるみボタンの髪ゴムを売っている。ラムネにヨーヨー、編み小物やバッグ、工作ワークショップや輪投げコーナーもある「ツチノコ雑貨マルシェ」が7月20日、文京区千石で開かれた。

 

子ども店長(「子ども店長」たち)

 

千石地域に住むママたち10人程度で、年3回程度開いてきて、今回が8回目。もとは、2013年に地元のNPOが開設したコミュニティカフェ「風」で、「何か人が集まるイベントをしてくれないか」と頼まれたことがきっかけだった。3児のママで、子育てサロンも開いている倉持歩さんが、ハンドメイド好きのママたちに声をかけたら、人も物も集まってきたという。メンバーの1人が庭を貸してくれて、かわいい会場の飾りも手作り。たくさんのセンスと才能が集まった。

 

お店

(さまざまなハンドメイド雑貨が並んだ)

 工作ワークショップを担当した佐藤なつみさんは子どものころから工作好き。3児を育てながら、小さい子でもできる工作キットを考案している。この日はボール紙と割りばしで作った簡単な「編み機」によるコースターづくりと、段ボールとストローでつくるおもちゃのワークショップを担当した。「幼稚園児でもできるレベルの工作を考えている。夏休みの自由研究にもぴったり」と佐藤さん。

 

ワークショップ

(手製の工作キットでコースターづくりに挑む子どもたち)

 

メンバーの野澤裕子さんは「最初は幼稚園のママ友同士だったが、園の枠を超えて広がった。ハンドメイドをしているママたちは、発表する場を求めていたのかも」と話す。野澤さんの母もハンドメイド好きで、「よかったら出して」と作品を提供。「ママたちの活躍の場、やりがいの場となっている」。今春、思わぬ夫の転勤で名古屋に引っ越したが、出品もお手伝いもしている。「文京区は人と人がうまくつながれる環境が整っていると思います」

 

子どもが売る

(子ども自身が売買を体験)

 

また、会場には、倉持さんとは幼稚園ママ同士で、5年前に千葉県山武市に移住し、3年前に農場「プクファーム」を立ち上げた安田美智子さんも駆けつけた。もぎたてのトマトやナス、掘りたての葉ショウガやジャガイモを並べ、「トマトは甘くておいしいですよ!葉ショウガもおすすめ!」。

ファーム

(千葉県山武市から野菜を売りに来た安田美智子さん)

 

倉持さんは、「みなさんハンドメイドを通してつながった仲間で才能豊か」と話す。もともと、2010年に立ち上げた子育てサロン「ツチノコ広場」が始まり。ママたちとつながり、町会ともつながり、異世代交流型の子育てひろばに発展。ツチノコ雑貨マルシェのほか、防災食を持ち寄って公園で食べる「防災ピクニック」なども実践している。7月28日にはコミュニティカフェ「風」の主催で小学生対象の「コドモ イケバナ」が開かれる。ワーク&保育シェアリング「アイアイ」といった新しい企画なども次々生まれている。

ツチノコ雑貨マルシェは今年12月、来年春にも開かれる予定で、入園&入学グッズも販売するという。詳細はサイトで。(敬)