小学生がオリジナル映画を制作!13日の第1回文京映画祭で発表

 これから撮ります!静かにしてくださーい(シーン……)はい、カット!
監督役の6年生が、キャストの名前を書いた紙を、上から下へ、アップから引きへ、カメラを動かして撮っていた。3月13日の第1回文京映画祭に向け、2月に開かれた子どもによる映画制作ワークショップのひとこま。この日はオープニングとエンディング、タイトルコールの撮影と、発表の準備をし、あとは本番を待つばかりとなった。
 文京映画祭は、映画好きな高齢者を中心に発足した「文京映画交流クラブ」と、地域全体で女性の多様な生き方・働き方を支え、子どもを育てる地域コミュニティーづくりをめざして活動している「小石川ウーマンベース」の主催。これまで映画鑑賞などを通して交流をしてきたが、区民による映画制作もやろうという話になり、映画祭を開催することになった。子ども部門を手がけるのが、小石川ウーマンベースが中心になっている小学生の映画制作プロジェクト「文京☆こどもと映画のとびら」だ。参加しているのは区内在住、在学の小学1年生から6年生の17人。昨年12月に、都内在住の映像のプロから、動画の撮影から編集までのしくみを学んだあと、年明けには3つのグループに分かれ、実際に自分たちでシナリオを作り、絵コンテを描き、1月末に撮影と編集までこなした。
 できあがった作品は4~5分と短いものの、ストーリーはオリジナルで、編集も子どもたち自身がタブレット端末でちゃっちゃとこなしたという。「全て子どもたち自身でやるのは難しいかもしれないと思っていましたが、杞憂でした」と、小石川ウーマンベース代表の池永富美子さんは言う。オープニングとエンディングは、それぞれのグループで画用紙にキャスト名や絵を描くなどして撮影した。宝石店の強盗事件を探偵が解決する映画を作ったチームは、キラキラの色紙で指輪を製作。それぞれが指にはめて一人ずつ手を出していったり、引いていったりする様子をカメラに収め、オープニング映像にしていた。
 池永さんは、子どもたちが地域の人から学ぶ「小石川あそぶまなぶ」も主宰しており、これまでにおはなしづくりのワークショップなども手がけてきた。「その延長線上で、映画作りをやりたいね、と。勉強のように正解がなく、それぞれに役割があって、みんなが活躍できるのがいい」と池永さん。実際やってみて、普段は積極的に活動に参加してこないような子が生き生きとかかわってくれたという。「映画をつくるなんて、みんな初めて。だからこそ、意見を言いやすいし、それぞれのアイディアを試しながら工夫を重ねている姿が印象的でした」
 文京映画祭は3月13日(日)9時半から、文京区西片の文化シャッターBXホールで。「カッパの三平」「文京ゆかりの文人たち」や無声映画の上映のほか、自主制作映画を上映。子どもたちの映画は13時ごろ発表される予定だ。詳細はサイトで。