人生100年時代、ライフシフト=生き方改革をしよう!団体相次ぎ立ち上げ

かつて、人の寿命は50年ともいわれる時代があったが、いまや人生100年時代。日本人の平均寿命は女性が87.14歳、男性は80.98歳と、世界的にも長寿で、100歳まで生きる人は珍しくなくなった。そんな時代に、「ライフシフト」つまり生き方改革をしようと唱える人たちが増えてきた。文京区民で、NPO法人ファザーリング・ジャパン、タイガーマスク基金代表理事の安藤哲也さんらが昨年秋に立ち上げた「ライフシフト・ジャパン」や、やはり文京区民が立ち上げたNPO法人「リライフ社会デザイン協会」が活動を始めている。

ライフシフト・ジャパンは、「自分の人生は、自分で決める」をコンセプトに、人生100年時代のマルチステージを自立的に生きていく人をサポートする事業を掲げている。昨年12月に設立後初のフォーラムを開き、IT・コンテンツ業界を飛び出してパパ料理研究家と称し、「パパが家族のために料理をする世の中づくり」を生涯のテーマとして創業した滝村雅晴さんや、大手企業の管理職を務めたあと、自分の価値観で生きていこうと独立起業した小嶋美代子さんら個性的なライフシフター(生き方改革をした人)が登壇し、経験談やライフシフトに関するアドバイスをした。そのあと参加者はライフシフト・チェック(トライアル版)を試して自己分析し、グループディスカッションで交流を深めていた。

ライフシフトとは、転職や起業をすることではないという。就職して会社で働いて定年を迎える、というかつては誰もが通った道はこれからは選択肢の一つに過ぎず、「自分の基軸に合わせて、人生を選択すること」が大事だという。ライフシフト・ジャパンは1人ひとりのライフシフトのお手伝いをしていくそうだ。

NPO法人リライフ社会デザイン協会は2016年から活動をはじめ、昨年秋にNPO法人化した。「企業人」から「大人の社会人」へ、をコンセプトに掲げている。地域コミュニティーの活性化もめざしているという。

同協会の理事を講師に、文京区の地域連携ステーション「フミコム」で、127日(土)から2回シリーズの講座「50代からの自分再発見と未来キャリアのつくり方」がフミコムで開かれる。おおむね50歳代の勤め人を対象に、診断ツールを使ってキャリアを振り返り、自分の特性を再点検したうえで、ワークショップを通じて地域に踏み込むきっかけを提供するという。