文京区立柳町小と隣接する幼稚園と保育園の一体化施設「柳町こどもの森」の建て替えに伴う解体工事が約1年後2020年1月に始まる。
このほど柳町小体育館で計画説明会があった。完成は2024年11月の予定で、千川通り沿い、現在公園や柳町こどもの森がある場所に、屋上がプールの6階建ての建物が建つ。柳町こどもの森は認定こども園となり、小学校のほか、児童館や育成室が併せて設置される予定だ。
計画によれば、まず2020年1月~4月にこどもの森のプールと園庭、隣接する小さな公園を解体。
2020年5月~2021年12月に解体した場所に「南棟」を建設する。
2022年1月~6月はこどもの森の建物(児童館・育成室併設)と小学校のプール、体育館を解体。
2022年7月~2023年12月に解体した場所に「北棟」を建設
2024年1月~5月に小学校校舎を解体。2024年5月~11月に校庭を整備して完了というスケジュールだ。
新校舎建設に際して配慮したこととして、地域の人たちが保存を求めてきた「やなぎの森」を残すこと、敷地周囲の既存樹木は極力保存すること、校舎を南側に集約することで北側の低層住宅地に日影を落とさないことなどがあげられた。
質疑では、やなぎの森の保存などの経緯についての質問に対しては「森を残したいとの思いを受け止めた上で改築となった。時間はかかったが、地域の思いを受け止めて合意した」。
工事の時間帯は8時から18時半と説明されたことから、登降園、登下校の時間に重なることへの不安の声が出たが、「工事業者が決まるタイミングで再度説明する。登降園、登下校の時間帯に工事車両が出入りすることは基本、ない」とのことだった。また、体育館と校舎にアスベストが使われており、解体時は外にもれないようにシートで覆うなど対策をとるとのことだった。
説明会の内容については後日文京区のホームページに掲載されるという。(敬)