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認知症の人、まちのみんなで支えよう/柳町児童館で認知症キッズサポーター講習会

認知症キッズサポーター劇2

「道がわからなくなってしまって……」「近所のハルカです。一緒に帰りましょう」――。寸劇などを通して、認知症とは何か、どう接すればいいかを学ぶ子ども向けの「認知症キッズサポーター講習会」が8月1日、柳町児童館で開かれ、約50人の子どもたちが集まった。

認知症キッズサポーター劇3

認知症サポーターとは、認知症について正しく理解し、その人や家族を温かく見守り支えていく人のこと。各地で養成講座が開かれているが、文京区においては、子ども向けのプログラムは少ない。この日は認知症サポーターを育てる会の主催で、東洋大学の学生ら約10人もボランティアで駆け付けた。

認知症キッズサポーター劇1

お年寄りってどういう人?「長持ちする人」「杖を持ってゆっくり歩く」「目が悪い」……夏休み中の子どもたちは元気いっぱいに答える。「認知症とは、年をとると誰でもなるかもしれない頭の中の脳の病気です」と認知症サポーターを育てる会の岩田優子さんは言う。寸劇では、道に迷ったおばあさんを見ても知らんぷりをする子ども、声かけする子どもなど何パターンかのストーリーを提示。「知っている人にはやさしくしてね。そうするとニコニコします。知らないお年寄りが困っていたら、1人で何とかしようとせず、大人に助けを求めてください」と岩田さん。「認知症の人には、うれしいとか悲しいなどの感情はあります。怒ってはダメ。ダメと言ってはダメ」。最後は全員に、認知症サポーターの証しであるオレンジリングが渡された。

大人向け講座も手掛けている岩田さんは「核家族化で高齢者と接する機会が少ないが、大人だけでなく、地域で、年齢層を超えて認知症を支えられる人が少しでも増えたら、安心して住めるまちになる」と話していた。(敬)


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