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やってきました花火の夏!チラ見でも遠くても見晴らしの良い河川敷や高い場所から楽しめるかも!?

夏の風物詩、花火。コロナ禍で中断していた反動か、花火大会が花盛りだ。先日の隅田川花火大会。

たまたま都営浅草線から都営大江戸線に乗り換えようと蔵前駅で地上に出たところ、道路は通行止め、浴衣の男女であふれかえっていた。

ドーン・・・パラパラ、キラキラ。。。ビルの合間から、様々な花火が見えた。ただし、半分だけだが。気分だけは味わえた。

わがマンションの屋上はこの日開放され、「花火を見る会」があった。参加したことはないのだけれど、遠くに隅田川で打ち上げられた花火が見えるらしい。遠くからでも、ビルやマンションの屋上や河川敷などひらけた場所から花火を楽しむのも一手だ。

特に、8月2日(土)はあちこちで花火大会が開かれ、よりどりみどりだ。荒川や江戸川にかかる橋のどこかから、なにがしかの花火が見えるのではないだろうか。

いたばし花火大会と、荒川を挟んだ対岸で19時から同時に開かれる戸田橋花火大会。浮間舟渡駅は混むので、三田線蓮根駅利用を、という呼びかけもある。合同打ち上げもあるとか。赤羽岩淵とか、荒川の開けた河川敷なら、遠目にでも見られるのではないかと想像する。

お隣の江戸川でも、江戸川区花火大会と、対岸で市川市民納涼花火大会が同日同時刻、19:15 から開かれる。どちらも台風の影響が心配ではあるけれど。

全国の花火大会情報は、大手の「ウオーカープラス全国花火大会」のサイトなどいろいろあるが、地域別、日程別に検索しやすい「花火大会ナビ」や、「花火にいこう ポータルサイト」などがある。同サイトによれば、8月2日は全国で216カ所で花火大会が開かれ、7/26に次いで多い。8月中は土日を中心に各地で盛んに花火大会が開かれるようだ。

花火大会ナビを運営しているのは、徳島市の「年間約50以上の花火大会を鑑賞するほど花火大会好きな」個人と、「花火大会を愛する有志4名にて」構成されているという。花火にいこう ポータルサイトに至っては、群馬県高崎市在住の「花火鑑賞士」が運営しているという。

花火鑑賞士とは何だろうと調べたら、100年以上の歴史がある大曲花火を誇る秋田県大仙市の「NPO法人大曲花火倶楽部」が認定するものらしい。団体サイトによれば、設立は1991年。「日本の伝統的・総合的な芸術である『花火』への理解を深め、また『大曲のシティ・アイディンティティを花火』と考え、市民レベルでの花火に関する事業を通じて、この地区 のイメージアップや活性化を図る」「2003年度からスタートした花火文化啓蒙事業『花火鑑賞士』認定資格試験を実施」とのこと。大仙市には花火産業推進課という課もあり、地域一丸となっての活動のようだ。

花火鑑賞士の試験は今年も10月に実施予定で、8月1日から募集開始らしい。受験資格が面白い。
(1) 高校生以上の方
(2) 次のいずれにも該当しない方
ア 花火を一度も見たことがない方
イ 花火が嫌いな方
ウ 花火を恒久平和に利用できない方
エ 花火を芸術と思わない方
内容は、花火の歴史や種類、鑑賞のポイントなどの講義を受けた後、筆記試験と、映像を見ながら鑑賞の実技試験をやるという。

全国の花火鑑賞士会がネットワークを構築した「花火鑑賞士会」というのもある。「日本の総合伝統芸術である花火をより専門的に鑑賞し楽しむため」なのだという。花火ファンの熱さを感じた。花火は確かに、楽しい。心躍るものがある。一瞬で散るはかなさは、桜にも似ており、花見を愛する心にも通じると感じた。(敬)

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