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まちかど花図鑑/桜は本番!梅もツバキもまだまだ見ごろ

「暑さ寒さも彼岸まで」はどこへやら。暑くなったり、寒くなったりの天候不順。それでもまちかどの花たちは春を迎え、競い合うように咲き始めた。東京は28日が桜の満開のようだが、春の花は桜だけではない。

小石川植物園では4月6日(日)まで、期間限定で「ロックガーデン」が開放されている。そこではカタクリがたくさん咲いていた。フクジュソウも少し前に咲いていたが、あっという間に姿が見えなくなった。山野草の命ははかない。スプリング・エフェメラル。まさに春の妖精のよう。

植物園なのでありとあらゆる花が咲いている。地面に顔を近づければ、オオイヌノフグリの小さい青い花や、ぺんぺん草(ナズナ)の小さい白い花、タンポポの黄色など、おなじみの「雑草」たちも競い合っている。ハナニラの群落が雑草たちを圧倒する。

近所の播磨坂は桜が満開。幹に咲く花がかわいい。毎年恒例の文京五大花まつりの一つ、文京さくらまつりが4月6日まで開かれており、29日、30日には地域の小中学校の吹奏楽部の演奏や、地元町会模擬店なども出店する。

道端には手入れの行き届いた寄せ植えも見かける。

柳町小学校の「やなぎの森」ではモクレンとミカンが競演。

桜といえば六義園のしだれ桜。大小複数のしだれ桜が週末には満開になりそうで、30日まで夜間特別鑑賞として18時半~21時まで入園でき、ライトアップされたしだれ桜を見ることができる。

駒込駅に近い六義園の染井門(31日まで開門)から染井霊園の方へ伸びている道が染井通り。豊島区駒込は旧染井村、植木の町として有名で、桜の代表、ソメイヨシノを生んだ地だ。駒込駅の北には染井吉野桜記念公園もあるし、染井霊園も桜の名所。

道すがらの染井通り沿い、豊島区駒込3丁目に「私の庭・みんなのにわ」という小さい公園がある。

ここは地域住民による「お庭クラブ」で運営されているそうだ。「『私の庭・みんなの庭』にようこそ。ここは私たちの町、染井の広場です。おおやさんは豊島区、運営は住民の委員会による自主管理。掃除、草むしり、作物の手入れ、門の開け閉めはみんなで行います。」と書いてある。石碑があり、あずま屋があり、水辺があり。小さいけれどあったかい空間。ここに咲いていたのは梅。

もちろん、民家の庭先にも桜は咲いているけれど。

町会の名前がすごい。豊島区でも桜まつりがいろいろあるらしい。染井霊園もライトアップされる。

花木もいろいろ咲き始める。日医大ではコブシが咲いていた。

ツバキは冬ごろ咲くものが多いけれど、今ごろもたくさん咲いている。六義園でもきれいだし、小石川植物園にはツバキ園があり、「光源氏」などいろんな名前がついた多種多様なツバキが見られる。

この先はどんどん暖かくなるだろうから、花の競演も忙しくなりそうだ。

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