子どもの安全に関心集まる!「放射能」をテーマにした家庭教育講座

 

家庭教育講座(工藤さん)メーン

3.11後の福島第一原発事故から3年半が経つ。地震や原発事故への不安や関心が薄れていく中、9月12日、シビックセンターで行われた家庭教育講座「今だからこそ考えたい放射能〜事故から3年半・測定の現場から〜」には、子どもの安全に関心を持つ多くの保護者ら、約140名が集まった。

家庭教育講座・講師

小豆川勝見先生

 教育委員会によって企画されている「家庭教育講座」の中でも東京大学が協力している同講座は人気が高く、小豆川勝見先生(東京大学大学院総合文化研究科助教)による講座は今回で2回目を迎える。

家庭教育講座・講師2

影浦峡先生

 司会を務めた影浦峡先生(東京大学大学院教育学研究科教授)は、「異なる立場の人同士が話をしていくために、基本的なことを共有することが会の目的。普遍的な状況認識を目指す立場から講師を選んだ」と小豆川先生を紹介した。放射能測定を専門とする小豆川先生は、茨城県守谷市の放射線アドバイザーを務めるほか、区内複数の小学校で測定のアドバイスなどを行っているため、保護者からの信頼も篤い。

家庭教育講座・測定

講座では「放射性物質って何?」から始まり、「測定の方法」や「放射能汚染の変化と現在の状況」について、ゲルマニウム測定器による実演や、放射能が雨土とともに移動し、セシウムが濃縮している場所があるという実例をもとに分かりやすく語られた。「無用な被ばくはさけること。そのためにも測定することが大事である」という先生の訴えに、参加者は大きく頷いていた。

家庭教育講座・測定器
ちなみに、東大と協力した次回の「家庭教育講座」は、来年1月19日、武蔵村山病院放射線治療センター長・平栄先生による「被曝と健康〜日常生活の中で考えること〜」が予定されている。(工)