今週も1週間が終わりました。やりたいことは沢山あるのに体力がついていかない、作業に追われて本来やりたいことを進められない。そんな、すこし消化不良な1週間でした。5月が終わり、天気が悪い日も多くて疲れ気味。
ここ1年ほど、「(心の)セルフケア」という言葉をよく聞くようになりました。私自身もセルフケアつまり、自分を大切にすること、自分を尊重してあげること、を意識的に行うようになりました。
昔の私はいわゆる「完璧主義」の「自己否定型」。勝手に高い目標を立て、うまくいかないと「なんでこんなこともできないの?」「努力が足りない」「本当にダメなやつだなあ」etc・・・。失敗や中途半端が許せず、人と比べては自分を追い込み自己嫌悪。当時はその辛さすら、成長するために必要なことだと思い込んでいました。自分を鼓舞しているつもりで自分にひどい言葉を浴びせ、エネルギーを削いでいた20代。
「自分を大切にすること」の大事さを、本当に理解できるようになったのは意外と最近です。記事で読んだ「何か失敗やミスをした時に自分に対して言っている言葉を思い浮かべてください。それを友人に対していうことができますか?」という問いが衝撃で。私が自分に浴びせていた言葉は友人に言えるようなものでは全く無く、自分は自分に対してこんなにひどいことを言っていたんだと改めて気づいたんです。
併せて、そういうことだったのか・・・!と気づかせてもらったインフォグラフィックを1枚。これはライター佐久間由美子さんが、ご自身のメルマガSakmagで紹介されていたものです。(出典元:https://emmaseppala.com/scientific-benefits-self-compassion-infographic/)
失敗をした時、自己否定は自分を追い込むことにしかならないけど、自分を思いやることができていれば、失敗も自分を高めることにつながるんだよ、ということがよくわかります。
自分を追い込んで鼓舞することよりも、自分への思いやりの力の方が何倍も力があるということ。自分自身が、自分の一番の理解者になって寄り添ってあげることの重要性。
色々頭では理解しても、自分を否定していた習慣というか思考のくせのようなものは意外と根強く、前みたいに自己否定に陥ってしまいそうなこともあります。意外と長年の習慣は手強い。
でも今はそんな自分も丸ごと認めて、許せるようになってきています。他人にしてあげるように、自分のことも認めて、ゆるす。たまには甘やかす。そうすることで心がふわりと軽くなって、私はむしろ「次、頑張ろう」とより思えるようになりました。どんな自分であっても「大丈夫大丈夫、よくがんばったね」と言ってあげようと思います。
千葉愛子|Aiko Chiba
1990年宮城県仙台市生まれ。東京都文京区在住のフォトグラファー。
Instagram:@chaiko2328